マリア様がみてるRPG 概要

コンセプト:ドキッ、男だらけのミッションスクール。

 マリア様がみてるRPGは、集英社コバルト文庫から発行されている、「マリア様がみてる」シリーズをTRPG化したものです。
 TRPGとは「テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム」の略で、簡単に言うと架空のキャラクタになり、自分たちだけの物語を会話を中心として作り上げる、 ルールのある「ごっこ遊び」。アメリカ発祥のこのゲームは、日本では二十年前に『D&D』が翻訳出版されてより続くジャンルで、今もってなお新しいゲームシステムがいくつも発売されており、一部で根強い人気を誇っています。コンピュータRPGとは赴きも目的もちがいますが、MMORPGと言えば、雰囲気もグッと近づいてくるでしょうか。
 この「マリア様がみてるRPG」のシステムを使うことで、あなたも簡単にリリアン学生のお嬢様になり、リリアンでの甘い生活を体験することができるのです。

 例えば、妹をつくって彼女との甘い生活にひたるも良し、お姉さまを巡って同級生との熾烈な争いを繰り広げるも良し、新聞部員となって、山百合会幹部を追い掛け回すも良し。あなた(と、その仲間)の思うままに、自分たちだけのリリアンライフを満喫できます。
 もちろん、世の男性諸氏にだって、憧れのミッションスクールライフをエンジョイできてしまうわけです。むしろ、是非ともプレイしていただきたい。

「お姉さま、わたし、お姉さまに会えなくて、さみしかった……さみしかったんです」
「バカね。わたしが見てるのは、あなただけ。わたしが、あなたを必要としているの」
「お姉さまぁっ!」

 などという、甘々でとろけるセリフの掛け合いができるのは、世界ひろしと言えども「マリみてRPG」ぐらいです。主に男どうしで

 ダイジョーブ、男どうしでプレイしても楽しいのが、「マリみてRPG」です。互いに顔をそむけながら愛の語らいをするのが、マリみてRPGでのたしなみ。照れながら恥ずかしいセリフを連呼する、自分とその仲間を笑いあう、それが大人のプレイってもんです。

 もちろん、スールとのコミュニケーションだけでなく、ただの生徒として、リリアン学園ライフをエンジョイしても十分に楽しめます。その場合でも、お嬢様言葉はデフォですが。
 まあ、精神衛生上好ましくないと考える方は、女の子プレイヤーを用意して下さい。当てがなかったら覚悟を決めて、男どうしでプレイしましょう。

 なお、その際、なにかイケナイ恋が芽生えてしまっても、当方では一切責任をとりませんので悪しからず。

システム要件

プレイ人数3〜5人 4人推奨 うち、ゲームマスター一名

・必要なもの
 筆記用具
 六面体のダイス二つ(予備にもうひとつ用意しておくとよいでしょう)
 人数分のキャラクターシート
 お嬢様精神

・判定は2D6で行います。システムは簡単安心、初心者さんでも大歓迎の、非常に単純なものです。

・キャラクターはすでに用意してあるものから選び、自分なりの味付けを施します。キャラデータには、特徴、容姿、家柄などの設定があり、性格付けを明確にします。

・ロールプレイに応じて与えられるリリアンポイント、判定に失敗してもお得な「逆技能」システム、憧れのお姉さまにタイを直される、そんな衝撃を表現する「感情値」システムが、自然なロールプレイを支援します。

コンテンツ

ルール
 わかりやすく明確に。「マリみてRPG」のシステムを、理解しやすい形で紹介しています。

ワールドガイド
 マリみて世界を紹介。作中に出てきた記述に基づき、リリアン学園や周囲の環境を、施設の位置から人々まで詳細に解説しています。同人資料としても使える一本です。

リプレイ
 どんなプレイをしていいかわからないあなたのために、実際のプレイ状況をリプレイ形式でまとめました。プレイヤーは当然全員男です。繰り広げられるこっぱずかしいセリフの数々と、その空間を想像して楽しんで下さい。

シナリオ
 サンプルシナリオです。シナリオが思いつかないGMのために、まずはこれをプレイしてみて、雰囲気をつかんでみましょう。

戻る