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2004年1月5日(月) 親にも言えないことがある
 本年一発目の更新でございます。待ってた人もそうでもなかった人もお待ちどうさまでした。

 そんなわけで、年末は実家に帰省してきましたよ。親に仕事の報告とか、親戚のガキどもにお年玉投げつけにとか、幼なじみに会いにとか色々。ああ、幼なじみは男です。前もって言っときますが。

 で、まあ、戦中生まれのジジイであるところの親父様に、俺の関わった本を見せつけてきましたよ。なんせ、未だにゲーム機を「ピコピコ」と呼ぶ御仁なんで、ゲームライターという仕事をさっぱり理解できません。それなら、口で言うよりも、現物見せ付けてどうよって話しで、この間出た某PS2のRPG攻略本を持っていったわけです。まあ、それでも、全然理解できてないようでしたが、奥付に名前が載ってたんで、俺が何かをやってることだけは掴んでくれたようです。無論、この仕事の陰で俺が、アニメ絵の女の子を汁まみれにするゲームの紹介記事を書いていることはヒミツですが。血圧上がっちゃうし。

 年始周りの際に親戚にも見せたら、予想外に盛り上がられちゃって居たたまれなくなったりも。ソンナニ大シタコト、シテナイデスヨー。いやー、メディアに載ることって、わりと畏敬の念をもたれるんだなあ、とか新鮮な気分に。まあ、田舎モンだからっつー説もありますが。

◆みやげ物

 地元の店で、「黒はんぺん」と「富士宮焼きそば」に「桜えび煎餅」を買ってきました。前のふたつは俺が食いたいから、後ろは会社へ土産用。

 「黒はんぺん」っつーのは、鰯のつみれを薄く引き延ばしたみたいな、黒いはんぺん。魚の味が濃く締まった味がする俺の好物です。まあ、静岡県民の俺から言わせてもらえれば、はんぺんが白いとか思ってる奴は素人。あんなカマボコのできそこないみたいなやつ食ってる奴は、投網で首吊って死んだ方がマシだと思います(マジで)。

 で、噂に名高い「富士宮焼きそば」とやら。俺は一度も食ったことなかったんですが、話を聞いたら、どうも俺が実家で普通に食ってた焼きそばらしいですよ、ヤダ奥さん。

 そのとき話を聞くまで、正確に言うと、1980年2月23日に生を受けてから2004年の1月1日午前1時のそのときに至るまで、焼きそばっていうのはコシのある麺の、あの食い物がデファクトスタンダード(業界標準)だと思っていたわけですよ。やけに縁日やら店で食う焼きそばって、麺がボソボソしてるとは思ってたんですが、アレが業務用のものなんだと素で思ってました。こっち来てから自分で焼きそばなんて作ってなかったんで、普通にあんな感じの麺がスーパーで売ってるモンかと。

 いや、マジで。冷静に考えると大分恥ずかしい。すごい。俺、マンガ? マンガの中の人? みんなもあるよね。オナニーは全部の指でにぎってするものだと思いこんでいた日が!(微妙)。っつーか、確か高校時代、朝立ちの勢いでオナニーするとインポになるって話を体育教師から聞いた思い出があるんだけど、それはどうなんだろう(関係ない)。

 まー、そんなわけで、在りし日の故郷の味を思い出しつつ、5食入りのを買ってきてえっちらおっちら焼いて食してるわけです。いやー、こういうのってホントに常食っていうんでしょうねえ。違和感皆無。

 しかし、そんなに騒ぐほどうまいモンとは思わないんですけど。讃岐うどんみたいなもんか。アレも地元民からしたら、麺ゆでて薄味のおつゆで出してるだけだし。「俺でも作れるよ」とか言うな。
2004年1月6日(火) 慎二一人勝ちアニメ
 「君望」アニメ、見終わりましたよ。いや、よかった。おじさん涙腺ゆるみっぱなしですよ。水月が幸せになってよかったなぁ、というか、あれで遙とくっつくのは嘘でしょ、やっぱ。

 オチもきれいにまとまって、9.00のでき栄え。冬の新番の表大賞は「R.O.D」ですが、裏の大賞は間違いなくこれでしょう。スタッフが丁寧に作ってるのが伝わってきて、毎週楽しめました。

 一番好印象に繋がったのは、変にネタに走らなかったところでしょうね。奇抜な事をやらなくても、よいものは作れるんだということ。小ネタはいろいろ挟まってましたが、大筋に関係ないところで動いていたんで、微笑ましい程度ですみましたし。一発芸みたいなアニメが増える中では癒されましたね。まあ、「昼メロアニメ」が芸と言われればそんな気もしますが。

 なによりも、ゲームをプレイしてみたいと思わせてくれたのが、すごい仕事だなと。これぞメディアミックスの鏡というか、ただアニメやってDVDで稼いで印税でみんな幸せってのとはわけが違う。アニメみてゲームやってみてブランドに興味をもって、という好循環。もちろん人は選ぶ作品でしょうけど、狙った人にピンポイントに届いて影響をもたせるは難しいことなのですよ。

 ホントにね、某なんとか堂のゲーム原作の、「judgment,judgment」言ってるアニメにつめの垢を煎じて飲ませてあげたい。あの脚本も演習もやる気あんのか。
2004年1月8日(木) やったーマリみてできたよー!
 もうじき放映。ドッキードッキーさせてねー。

 ええい、ゴマキはいい、はやく祥子さまを映せ(AA略)

◆ちなみに、これはボーリック

 ,,
”\●
 ((((ゞ
<  >
2004年1月9日(金) マリアさまご覧あそばせ
 「ロサ・キネンシス」とか口頭で聞かされて、爆笑してしまいました。

 まあ、そんなわけで、アニメのマリみて略して「アマ」一話見ましたよー。で、感想なんですが、一言で言うとアレですな、話し巻きすぎ。

 あの、怒涛の説明的展開の嵐であそこまではなし進めちゃうのはちょっとなあ。心理描写まで手が回らないから話が把握し辛いったら。あれよあれよと話が進んで、なんだかよくわからない間にお下げの女の子が、美人のおねーさんにごめんなさいしてました、って感じでした。コクも深みもあったもんじゃない。

 まー、一巻の序盤なんで、説明臭くなるのはしかたがないんですが、それでも説明追いついてない。あれは置いてかれた一見さん多数でしょうねえ。個人的には、もっとじっくりかけてリリアンワールドを説明してほしかったんですが、まあ、一話だからこそ抑え目にしたってのもあるかも。

 なんにしても二話に大きな期待がかかりますね。二話もあんなペースでいくとかなりヤバイと思います。

 まあ、でも、原作の雰囲気はかなりでてたんで、そこはよかった。リリアンの空気をうまく再現してるってだけで、成功っていえるのかもしれないです。

◆十兵衛ちゃん2

 じゅうべいちゃんの声が堀江由衣だったとは。全然違和感なかったですよ。

 
2004年1月12日(月) BLACK LAGOON
 おねーちゃんがドンパチするマンガは問答無用でおもしろいと思います。

 っつーわけで、パンツはいてなさげな短パンおねーちゃんが、おみ足をひらめかせつつ二丁拳銃でドンパチしまくるマンガ。伯斗の薦めで買ってみたんですが、かなりおもしろかったですよ、俺もお薦め。

 まー、ストーリーまわりにちょっと難がある気がしますが、そこら辺は気にせずに。疾走感あるアクションシーンが全て解決してくれます。セリフ回しも雰囲気出してますわー。「頭のてっぺんにケツの穴を増やす」だの「俺の尻にバール突っ込んで逃げやがった」だの、"クソったれな、セリフ"のセンスに痺れます。

 あと、なにげにキャッチーなキャラを出しててくるのも侮れないところ。戦闘系メガネメイドに、ゴスロリ殺人愛好者(双子かつ性反転な挙句に相愛)と、まーヤリすぎってぐらいにねらったキャラを出してきますが、巧く処理してくどさを感じさせません。

 二巻の中盤ぐらいで、キャラ立ってなかった主人公が自己主張し始めてから、ようやく話的にも盛り上がってきました。まだまだはじまったばかりなので、これからにいっそうの期待のかかる作品ですね。とりあえず、『ジオブリーダーズ』とか好きな人なら、確実にはずさないので買っておけって感じです。

◆『うちの妹の場合』

 あんなに鬱ゲーとは思わなかった_| ̄|○

 寝取られゲーも甚だしい。エンド回収したくねー。

ネットで評判のラノベ作家ほど、部数は出てない傾向にあるらしいカトゆー家断絶)。

 まー確かに、ラノベにおけるイラストは、部数を左右する重要な要素だと思うんですが。

売れてないが話題になる筆頭作家としては、
秋山瑞人、川上稔、成田良悟、冲方丁などが挙げられます。
売れているのに話題にならない筆頭作家としては、
鈴木鈴、三上延、志村一矢、その他イラスト頼り系を挙げることが出来ます。


 この結果はちと信じがたいものが。俺の友人であるところの本屋の店員さん(複数名)、答えを教えてー。
2004年1月13日(火) ライトノベルのネットでの評判と部数の関係(Books by 麻弥1/10の記述より)
 本当に「しかし、同板内の大賞作や話題作が「現実の売れ線」に比べると、どちらかといえば売れていない方に属する作品が多いのは事実」で、「売れてないが話題になる筆頭作家としては、秋山瑞人、川上稔、成田良悟、冲方丁などが挙げられます。」なのか、の検証。

 BBSにて情報をくれた方々、ありがとうございました。とりあえず、いただいたものをまとめてみたいと思います。

 まずは、なっきーさんに調べていただいた、Amazonとesbooksでの各作家販売ランキングに、抜けていた作家の分を付け加えてみました。

 なお、各書店のランキングの計算方法は累計ではなく、一定の短い期間(多分一週間とか、そこら)での販売数に基づいていると思われるので、販売時期によってランキングは大きく左右されます(そのため、冲方丁は代表作と最新作のふたつを掲載しています。志村一矢は『月と貴女に花束を Remains2』の2003/04が最新)。また、川上稔の『終わりのクロニクル』に関しては、

 あと、イラストが良いものはやはり強く、新人であろうと古参であろうと、イラストに吸引力が在れば売上がかなり違うそうです。
(※最近では、川上稔さんの「終わりのクロニクル」が、都市シリーズとは比較にならないほど、しかし中堅ですが、売れたそうです)
引用元*注

 というように、イラストパワー込みで考える必要があること。これは、『イリヤの空、UFOの夏』に関しても同様です(『カオスレギオン』はどうなんだろ)。

 しかしまあ、ここまで注釈が増えるとデータの信憑性なんてあったもんじゃないですな。それでも目安にはなろうかということで。

ネットで評判になるが売れてない作家

 ・秋山瑞人 イリヤの空、UFOの夏(4) 2003/08
        Amazon 2,985位、esbooks 3,443位

 ・冲方丁  マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 2003/07
        Amazon 280位、esbooks 698位
       カオスレギオン (02) 2003/12
        Amazon  2,479位、esbooks 359位

 ・川上稔  終わりのクロニクル (2下) 2003/11
        Amazon 5,258位、esbooks 991位

 ・成田良悟 バウワウ!―Two Dog Night 2003/12
        Amazon 5,578位、esbooks 898位

ネットで評判にならないが売れている作家

 ・志村一矢 月と貴女に花束を Remains2 2003/04
        Amazon 44,576位、esbooks 24,042位

 ・鈴木鈴  吸血鬼のおしごと 6 2003/11
        Amazon 5,242位、esbooks 3,816位

 ・三上延  ダーク・バイオレッツ (6) 2003/11
        Amazon 8,285位、esbooks 37,137位

 と、いうわけで結果としては、販売時期のブレをっさっぴいても、ネットで評判の作家のほうが売れ行きがいいように見えます。とくに冲方丁の売れ方はすごいですねー。日本SF大賞をとった『マルドゥック・スクランブル』でのブレイクっぷりがうかがわれます。『カオスレギオン』もそのあおりで売れてる面が大きいかと。

 ただし、りしゅーさんがBBSで指摘したように、「アマゾン等のネット書店の売上は、ヲタが多く利用するため一般性はあまりない」という要因はあると思います。Amazonとesbooksの比較だけでも、ありありとその傾向が浮かんできますし。esbooksの明らかなオタ向きっぷりは笑います。

 しかしながら、Amazonの数字はそれほど外してないんじゃないかなーとも。『もえたん』やら『週刊わたしのお兄ちゃん』やらがAmazonのランキング上位に食い込んだのは、これらの本が地元の本屋では明らかに入荷しづらいという状況から、確実に手に入れられるネット書店に読者が集まったからじゃないかと思っています。つまり、オタクといえども、いやさオタクだからこそ普通に地元の書店に並びそうな本は、書店に行って買っているのではないかと。あと、オタク、オタク言っていますが、ネットの評判に影響を受けるオタクと、受けないオタクもピンキリなわけで。Amazonの利用者が多数のオタク、それも"ネットの評判に影響を受けるオタク"ばかりではないと思うんですよね。そもそも、ホントの一般人はライトノベルは読みません。それは、ライトノベル本来の顧客である若年層に対しても同様。てなわけで、Amazonの数字はそれなりに信憑性があるラインだと、個人的には思っています。

 さて、ネット書店での結果はわかったけれど、一般書店での傾向はどうなっているのでしょうか。こちらの文言が、そもそも一般書店に関しての話題だと思うので、そこに触れなければ意味がありません。そこで、BBSに投稿された、某書店員の書き込みを紹介させていただきます。

Nさんの投稿
秋山はイリヤ、猫に関しては絵師も十分萌えに分類されます。
なのでデータとしては微妙。イリヤはよく売れました。

成田は電撃の営業さんが超イチ押しらしい。FAXでアツく
語っていた。あんまし売れないんだけどねぇ。

志村は別の意味で超話題の作家さんではあるけど。
次もそこそこ売れてくれたらいいや。

そもそも店の実売なんて棚構成と初回配本次第なんだけどな。


 まあ、他にも書けないことが多いらしいんで、今度個人的に酒でも飲んで口のすべりを軽やかにしやがれ、って感じです。つーか、志村の別の意味での話題ってどんなんだよ。あと、成田良悟はホントにあまり売れないらしいですな。

 まー、しかし、話としては「そもそも店の実売なんて棚構成と初回配本次第なんだけどな」という発言に、全てが集約されているんじゃないでしょうか。そこに顧客層が組み合わさって、書店ごとの売上は千差万別。アキバの書店ならアキバなりの販売戦略による売上の推移があるし、地方の書店も同様です。全ての結果は一部の編集と流通のみが知っているっつーわけで。

 では、総合して考えてみましょう。結局のところ「秋山瑞人、川上稔、成田良悟、冲方丁の売上 < 鈴木鈴、三上延、志村一矢、その他イラスト頼り系の売上」と言い切るのは、ちょっと難しいのではないかと。言うならば、「彼らはネットで評判になってる"わり"には売れないし、ネットで評判にならない他の作家が、売れてないとは限らない」ぐらいが落としどころでしょうか。

 まあ、そもそも、Books by 麻弥に投稿されたような、ネットでの評判と売上の関係に対する意見は、まったくもって納得できるものです。エロゲなんかはものすごくわかりやすいですよね。ネットで評判になるのは、テキストが優れているものやロリ系の絵柄が主流ですが、実売はオヤジ受けする抜きゲーの方が高いわけですから。

 しかし、実売数とネット評判の差異の例示は、少し気になりました。

 エロゲも小説も、店頭で中身を判断し辛い商品です(小説の出だし数ページを読んで指針にすることはできますけど)。そこでわかりやすい基準になるのは、見栄えのする装丁と店員のプッシュのわかるディスプレイなわけで。2chのラノベ板の住人やオタ系テキストサイトの巡廻者でない、多数派である一般の購買層を左右し実売数に繋がるのはそこでしょう。

 だから、そこでちょっとネットに詳しい店員が、評判になってる作品をプッシュしたりすれば事情は変化しますし、イラストレイターが変わる事で売れ行きが変わる作家もいるでしょう。

 もちろん、作品の質を上げることで、地味にリピーターの数を増やしていくことはできるし、口コミでの広がりも重要かと。

 そして、これらの販売傾向においては、「ネットで評判にならない作家」に限らず「ネットで評判になる作家」も同様なはずです。

 よって、「鈴木鈴、三上延、志村一矢、その他イラスト頼り系などは売れているが話題にならない」はともかく、「秋山瑞人、川上稔、成田良悟、冲方丁は売れてないが話題になる」→「秋山瑞人、川上稔、成田良悟、冲方丁は(話題になるが)売れていない」という図式は、成り立ち辛いではないかと思い、検証してみました。そんなに外してはいないと思うのですが、データが少ないのでなんともですね。もし、他にご意見ある方がおりましたら、ばんばん投稿していただけたらと思います。

 まあ、確実にいえることは、今の冲方丁はすげー売れてるってことぐらいでしょうか。

 *注:『終わりのクロニクル』と『都市シリーズ』ではイラストレイターが変わってないとの指摘がありました。これはデザイン勝ちかなあ。『終わりのクロニクル』のほうが『都市シリーズ』のものよりもギャルパワーを前面に押し出してる感じで、そういった層が好きな人は手に取りやすそうですから。あと、編集部のプッシュの仕方とか、書店側の戦略とか色々あると思われます。

◆ 追記

 ここまで書いてきて、ネット層と一般読者層の好みの差異ということに関して触れていない事に気づきましたが、これってイラストレーターが同じであった場合にのみ、売上の差異で証明できるんですよね。あとはアンケートでもとるしかないんだけど。でも、ネット評判者の代表例の一人、冲方丁の『マルドゥック・スクランブル』が、どう見ても売れ線の絵でないにも関わらずきちんと売れていることを考えると、そう関係のあることとは思えないんですよね。まー、SF大賞という看板もありますが。

 それでも、秋山瑞人の『イリヤの空、UFOの夏』と築地俊彦の『まぶらほ』比較はできるか。とりあえず12月に出た最新刊をチェック。

 ・築地俊彦 まぶらほ (ふっかつの巻・とうなん)  2003/12
        Amazon 437位、esbooks 40位

 最新刊バカ売れですよ。すげー。で、イリヤの最終巻と、発売時期が同じ奴を比較してみましょう。

 ・築地俊彦 まぶらほ―ふっかつの巻・ひがし 2003/09
        Amazon 10,319位、esbooks 959位
 ・秋山瑞人 イリヤの空、UFOの夏(4) 2003/08
        Amazon 2,985位、esbooks 3,443位

 Amazonとesbooksで真逆の結果がでてよくわからんことに。ただ、『まぶらほ』の方はアニメパワーもあっての計算になるんで、そこを差し引くと微妙な感じ。

 ネット書店のデータの信憑性に関しては前述した通りですが、やはり中身が一般的かそうでないかについては、売上に関してあまり大きな問題ではない気がします。秋山が比較的一般的な作風をしてるとか言っちゃうと、もう前提そのものが破綻しちゃってよくわからんですし。

◆今回のデータとりをしていて

 各オンライン書店のオタ利用者の割合が、ものすごく気になったですよ。esbooksはマジでオタクに偏りすぎ。

りしゅーさんが調べた エロ/ヲタマンガの売上ランク

精装追男姐 Amazon:1,223位 ESbooks:99位
ヒキコモリ健康法(通常版) Amazon:62,246位 ESbooks:2630位
キミの名を呼べば Amazon:694位 ESbooks:160位
妄想ダイアリー Amazon:9,646位 ESbooks:146位
FIESTA Amazon:13,111位 ESbooks:896位
今日の5の2 Amazon:94位 ESbooks:59位
苺ましまろ Amazon:5,852位 ESbooks:8599位
School Rumble Amazon 5,704位 ESbooks:1627位
もえたん Amazon:6位 ESbooks:3位

 露骨だなあ。

 ちなみに俺もesbooks利用者ですよ。セブンイレブンで引き取れば送料無料ってのがすごい大きいもので。でも、esbooksのオタ集合っぷりは、他に理由がある気がします。多分、利用者の数が少なくて、オタク層が浮かび上がってくるという事だと思うんですが。

◆ネットでの評判

 と、ひとくくりにしても、2ch、ニュースサイト、書評系サイトと数あるわけで、そこに何人の人が関わっているかも不明。不透明なもんです。ちなみに、俺は2chの評価は一切あてにしない事にしてます。個人的にセンスを信用してる人やサイトからの推薦には、ものすごく影響を受けますけど。
2004年1月14日(水) こ〜の繋いだ〜手が〜♪
 えー、仕事の関係で学園ヘブンを攻略中です。主人公がヤロー相手に「ボク、もうダメだ!」とかなんとか言ってるのを見るにつれ、「俺のほうがもうダメだ」と突っ込まざるをえないわけですが。

 それでも、しばらくやってるうちに、違和感を感じなくなってくるんだから人間の適応能力って怖いです。プレイ中、思わずニヤニヤしてしまったときは、死にたくなります。いや、なんか、普通に"可愛いな"とか思ったりする瞬間も……いや、違うから!(必死)

 しかし、男同士のキスシーンはおろか、露骨にいたしてる最中のシーンを見せられると、こんなもんがお茶の間でプレイされてるのは世も末だなとしか。

◆ライトノベルのネットでの評判と部数の関係に関連して、『店頭の売り上げはネット上の評価に左右されるか? 1』まいじゃー推進委員会より)

 Yahoo!ブックスのランキングから、ライトノベルのものだけを抜き出したものを掲載しています。こっちは日販調べと広い範囲でのデータなので、信頼性も高いでしょう。っつーか、こんなものがあったなぞとはつゆ知らず。

 で、こうしてリストしてあげてみると、確かにネットの評判なんかほとんど関係ない。全体の売上げからすると微々たる物だということはよくわかりますな。「スニーカー対象に名作なし」とかこき下ろされてた『ラグナロク』が、ちゃんと上位に食い込んでるし。イラストで得をしているなと思わせる作家や、ネームバリューの重要さというものも含めて、かなりわかりやすいランキングです。

 昨日上げた作家たちは、電撃の枠内だけでの比較でしたが、全体の枠で計ると「売れてない」という印象をもたれるのは仕方のないことですな。それでもきちんとランクインしてる作家はいるし、昨日書いたとおり書店ごとによって売れ行きも異なるので、書店員ごとの実感には大分差があるのでしょうけど。

 作品そのものがおもしろいかどうかは、個人の資質によって変化するし、中身と売れ行きはあまり関係がない。結局、ひとつの作品が自分にとってどういう位置になるのか、自分にしか判断できないのです。言うまでもないことですけど。
2004年1月15日(木) 聖コスピンチ?
 聖コスの池袋店にガサ入れがあったようすカトゆー家断絶より)。池袋店はいったん閉まっちゃうのかな。エンペラー飯岡の中の人がその場にいなかったっが心配です。っつーか、あの人結婚してから風俗通いは止めちゃったのかなあ。

◆吉野家の焼き鳥丼

 カレー丼の次は焼き鳥丼ですか。

 俺が大学時代にバイトしていた店では、テストメニューとして売ってました(そのときは半熟玉子はなし)。焼き鳥はうまいんですが、タレがクドくてどうにもって感じでしたね。常連さんの中ではタレ抜きで頼む人もチラホラ。俺もたまに自店で食うときはタレ抜かせてましたし。

 焼き鳥丼は袋に入ってる物を湯煎して出してるんで、袋の中から割り箸で具だけ取り出して乗っけるわけですが、かなり面倒なので、普通に頼んでやってくれるかどはかは謎ですけど。

 袋で湯銭の前は、ポリウェアにあけてある焼き鳥をレンジであっためて、専用のポンプでタレをかけてたモンですけどね。懐かしいなあ。つい最近店閉じちゃったけど。
2004年1月16日(金) 学園ヘヴン
 攻めたり受けたり主人公の中の人も大変だなあとか。

 そんなわけで、一通り終りましたが、いや、思ったよりも楽しんでやれました。まー、男同士で菊の門に大変なモノを出し入れすること意外は、ベーシックなノベルゲーなわけで、伏線を貼ってのまとめかたとか、わりとしっかりしてて読み応えはありましたよ。無論自ら進んでプレイする気はトンとございませんけど。

 まあ、こんな耽美系の絵じゃなく、『好きしょ』みたいなショタ入ったギャルゲー系の絵だったら、わりとすんなりと新たな世界の扉を開けるのかもしれませんね。ウソ、無理。

 まあ、しかし、ツッコミどころも多かったわけですが、このツッコミ精神はギャルゲーをプレイする女子の方々とも共通する心理なのでしょうか。「いちいち頬を赤らめるのはやめろ!」とか「アクティブなおホモダチ多すぎ!」とか。「こんなやついねーよ」っていう感覚は、ギャルゲーも負けず劣らず。そういやー、進壱センセイが、たもりただぢのエロマンガを奥さんに見られて、「出てくる女がみんなキチガイばっか」とかなんとか言われてましたな。いや、否定はしないっつーかワラタけど。

 まあ、しょせんはすべてがファンタジーですから、そこら辺は意図的にっ目をつぶって、萌えたりなんなりしてればいいわけです。これはそういうゲームなの。ネタにマジレスカッコワルイ。

◆『ロボこみ』の(副)委員長がヤバイ

 チャンピオンの隠れオモシロマンガとして、一部では評判の『ロボこみ』ですが、ここ最近の(副)委員長の動きは最強すぎる。顔赤らめながら勉強教える姿は無敵もいいとこですよ。お約束にすぎるとはいえ、気の強い女の子が、照れながらも優しくなったり、素直になれなかったりするのは強烈な萌えシチュエーションです。このマンガ、主人公のロボ子が萌えというには微妙っつーか普通にロボだったり、妹はウザキャラだったりして、真っ当な萌え担当がいなかったんで、いい感じのアクセントだと思います。主人公を巡っての恋愛話も盛り上がるし。

 まあ、彼女は絶対に主人公と幸せになれないことが明白なだけに、ちとかわいそうな気もしますが、そこら辺の悲壮感が逆にイイ感じなので仕方がない。
2004年1月17日(土) 週刊わたしのおにいちゃん
 明日が発売日なんですね。今日アニメイト行ったら、「わたおに」の付録が付いた萌え王がどどーんと、階段式に積まれていて何の冗談だと思ったら、そういう理由があったのですな。

 で、どうもパンツいっちょ神聖マルチ王国)まで脱がし可能らしいんですけども、俺は「わたおに」は好きじゃないんですよね。なんか、作り手受けての人たちも、無自覚に祭りを楽しんでるように見えるから。

 はなはだ説得力のない言葉だろうけど、ロリコンであることに胸張っちゃダメだと思うんですよ。はたからみりゃ、犯罪者予備軍なんですから。
2004年1月18日(日) カドレボ
 ファミ通カップすっかり忘れてた _| ̄|○ 

 初の公式トナメだったのになあ。いや、仕事で一日中あけてたし、どうせ参加できなかったわけですが。世界一になるチャンスを逸してしまいましたよ。

 最近は、『学園ヘヴン』にかかりきりで全然プレイできてませんでした。何日も放置してるとプレイングがヘタレになるんで、間断なくプレイするべきなんですが、延々とゲームやってると生き抜きでもゲームをしたくなくなる罠。

 周りのレベルがみるみるうちに上がっていくのを見ると、やる気が萎えますが、『カドレボ』はレベルと強さにあまり関係がないので、そこら辺他のネットワークゲームに比べるとかなりマシです。初代はそれで萎えちゃったからなあ。TCGは偉大だ。

◆『涼宮ハルヒの溜息』読書中

 えっと、「こんなにおもしろくなかったか?」っつーぐらい、ダメな小説になっててびっくりですよ。ハルヒはエキセントリックな部分だけが際立っててちっとも萌えないし、地の文であるキョンのツッコミはクドくてイライラする。ストリーも平坦だしなあ。前作はいい意味で日常的だったんですが。

 前作は奇跡のバランスだったのかあなあ。『学校を出よう!』から思ってましたが、話のメリハリにかけるのは、作者の致命的な欠点だと思います。
2004年1月19日(月) 『涼宮ハルヒの溜息』
 読了。最後まで読んだら言うほどダメではなかったので、「微妙」に訂正しておきます。話しにメリハリがないという認識には変わりないので。

 正直、このシリーズは続けるべきではなかったと思います。どうもその後の展開が蛇足のようにしか読めない。終わり際に風呂敷広げてたけど、ちゃんとたためるのかなあ。

◆なんかここ数日

 思考がネガティブだ。遊んでないからか?
2004年1月20日(火) たまにはアニメのはなしをしよう
 仕事中とか、帰りの電車の中とか色々オモロげなネタを思いついた気がするけど、溜めていたアニメを消化したらすっかり忘れてしまいました。

 『マリア様がみてる』の2話はよかったですね。一話の駆け抜け方とはうって変わって、落ち着いて祐巳と祥子さまの話しを描けていたと思います。祥子さまが、おっとりしすぎてる気がするのは、巻数を重ねるごとに植え付けられた、ヒステリックというイメージがあまりにも強すぎるせいか。まあ、2話の演出の都合で大人しくなってるのかもしれませんが。

 あと、志摩子さんがアクティブすぎるなとも思いましたが、セリフの総量でいったらそうなるのか。なんだかんだでいい性格してるしね、彼女も。

 『カレイドスター』の盛り上がり方もいい。3クール目に入ってずっとウジウジしていたそらだけに、吹っ切れたときのカタルシスはたまらんものがあります。

 あとは、『プラネテス』に『R.O.D』『ガンスリンガーガール』と、全クールから続いてる作品は、どれも安定してます。

 『ガンスリンガーガール』も最初に比べてこなれてきた感じがしますね。今週はオリジナルの展開でしたが、ラウーロのいい人っぷりには胸を打たれましたね。その後の展開を知っているだけに。

 この作品は倫理観がどうのとかいう枠組みで語られる事が多いですが、個人的には「罪悪感を感じながら楽しんでる自分に酔う」っつーのが、ひとつの正しい観かたではないかと思っています。人はどうやったって自分の周り意外、ひょっとしたら自分以外のすべてを、薄い膜の向こうのちがう世界としか認識できないでしょう。それがフィクションならなおさら。フィクションは社会から受ける影響を拭う事はできないけど、それらは同一ではないし、必ずしも同一視する必要はない。フィクションをフィクションとして楽しむ間は、いったん反社会的なこと(または実社会とはかけ離れた設定)に目をつぶって、終ったらまた正面から見つめる。それぐらいのことは、多くの人間ができていると思いますけどね。もちろん一部には、区切れない人もいるのだろうけど。

 で、新クールで他に気になったのは『十兵衛ちゃん2』かな。なんかノリが全く変わってなくて嬉しかったですよ。『MEZZO』の広川太一郎にも心揺さぶられるものがありますが、なんか3話にしてだめぽになったという噂も。まあ、それ以前に脚本はもっとがんばれって感じですが。

 あとは、『SDガンダムフォース』とか、無駄にアメリカンなテイストで趣があったり。日本制なのにね。3Dで話がわかりやすいせいだと思いますが。つまり、俺のアメリカンな作品のイメージはそういうことか。

 あとはまあ、『超変身コス∞プレイヤー』の何も考えてなそうな話の展開はどうかと思ったり、『光と水のダフネ』は録画したけど見てなかったりそんな感じ。今クールはマリみてがあるから、それだけで満足かな。
2004年1月22日(木) マンガローテーションで精一杯
 つーわけで、最近チャンピオン化がいちじるしいマガジンに言及して終了したい。

 西条真二はどっからどう見ても西条真二だった。料理マンガ描いてるのに料理が不味そうなのは才能だとしか。あと、乳のデカさな。とりあえずパッと見まともそうに見えるけど、ヤツがまともなのは一話だけ。次週のスペシャルな料理に大期待ですよ。虫食わせろ、虫。

佐々木帰還

 っつーことで、今のところベイとハムが手を上げてる様子。読売様は様子見してるみたいだけど、どうせ手を出してはくるだろうね。後ろ足りてないから丁度いいし。まあ、古巣のベイと年棒の巨人の戦いになると思われ。パ・リーグびいきな俺としてはハムに行って、新庄とともに話題をさらってほしいけどねー。まあ、佐々木の帰国の理由が家族のためだし、札幌引越しの線はないんじゃないかと思う。
2004年1月25日(日) お金がないのは首がないのも同じ
 税金でごっそりと原稿料を持ってかれたりしゅーさんに親近感を覚えてみたり。

 たまりにたまった督促状の前に途方にくれてみる。国民健康保険だの、国民年金だの、住民税だの、大金を毟り取られていきますよ。杉並区長は俺になにか恨みがあるとしか思えん。

 2月頭になれば、8月からやっていたビジュアルファンブックとか攻略本とかの報酬がようやく振り込まれてくれるわけですが、家賃やら税金やら諸々含めて1/4ぐらいは吹き飛びそうな悪寒。

 マンガとか、本とかねえ、買わなきゃらくになるとはいっても、それができれば苦労はしないわけで。最低限支出と収入は把握しておくことにしますかね。しばらくは余計な買い物は出来そうもなさそうです。
2004年1月27日(火) 『日露戦争物語』
 今週のスピリッツを読んでたら、こんなコピーの広告が載ってました。

「この110年間、人類は全く進歩していません。――悲しいことに、これは事実です」

 バックには、日清戦争で荒廃した村の様子。あとは、「戦争をいつまでたっても止められない人類は愚かだねアハハン」てな感じの説明書き。

 『日露戦争物語』の広告なわけですが、まあちょっと待てと。この作品のどこが反戦マンガなんだ。『日露戦争物語』て、明治を迎えても未だ残っていた、サムライの魂を持った軍人達の活躍を描いた話だろ、どっからどう読んでも。もしかしたら話の中で戦争の悲惨さとか空しさとか描かれてるかもしれないけど、俺の記憶には欠片もないし、描かれていたとしても、そんなのは話のツマですよ。

 だいたいにして、今週の野津師団長とか、露骨に情のある武将として描かれてるわけじゃないですか。スパイ疑惑のかかった父を思う子の情にふれて、本来死罪の父親を放免したり、長い行軍のさなか、ろくな防寒具もない部下を思って一緒の毛布で寝たり。

 先週の広告も、なんかイラク戦争に結び付けた反戦広告でしたね。マガジンでやってる三枝義浩のドキュメントシリーズやら、モーニングの旧日本軍批判マンガじゃあるまいし(どうでもいいけど、川口かいじが描いてる雑誌にこのマンガ載るのは間違ってると思う)。

 まあ、別に反戦運動自体は問題ではないんですけど、作品の内容曲げてまでやることじゃないですし。他にも、最初のキャッチを考えたヤツがマンガの内容把握してないなら、仕事しろよって感じだし、とりあえず反戦っぽくしないと売上げ上がんないっていう話ならみみっちい話しだし、戦争賛美マンガと怒られたからならケツの穴が小さいし、まあどうとってもろくなもんじゃないわけで。

 だいたい『日露戦争物語』は、反戦マンガと思って買う類の人には全く合わないと思うんですが。スピリッツ編集部は必死なのかアフォなのか、その両方か。

◆スピリッツで思い出したけど

 先々週の『ティーンズブルース』の、投げっぱなしジャーマンな終り方にはワラタわけですが。あの唐突っぷりは往年のジャンプを見てるようでした。打ち切りってよりはコージィ城倉が、マガジンの仕事が忙しくなったんで嫌になっちゃった感がヒシヒシと。

◆『ぷぎゅる

 アニメ化らしいけど、おもしろいの? 店頭で見かけたとき気になってはいたんだが。
2004年1月29日(木) ロッテバレンタインボックス
 「オリジナルバレンタイン監督ベースボールカード1枚入り」と銘打たれた、ロッテチョコレートの二つセットとかいうアフォなアイテムが売ってたので思わず購入。キャー、バレンタイン監督ステキー。抱いてー。企画者出てこーい。

 まあ、いい広告塔だとは思いますが、誰が買うんだこんなの……って、俺か。それともロッテファンは嬉々として集めるんでしょうか。もしくは甘いマスクにさそわれた腐女子がお買い上げとか?

 しかしマリーンズも広報活動がんばってますね。今シーズンはファイターズの気合の入り方がすごいけど、マリーンズもボビー効果で一山当てようとねらっている様子。これで、スンヨプがブレイクしたらウハウハでしょうな。もっとも俺とマリサポ荒天の間では、彼はネタ要因でしかないんですが。さっそくカツ丼食って感動してるし。期待を裏切らないいい仕事ですよ。

Fate0時販売

 気が向いたら池袋にいるかもしれません。だるくなかったらとか、あとは人の数次第。あんまり多いようだったらとっとと帰ります。終電ギリだし。

 ちなみに予約なんぞはしてません。わざわざ買ったテックジャイアンの体験版も結局やってません。俺のやる気を見ろ!

 まー、プレイする気はありますけど、過剰な期待はしてないかなー。ハズすってことはまずないと思いますけどね。
2004年1月30日(金) 『Fate』ゲットズザー
 まあ、そんなわけで、仕事を終えたその足でとらのあな池袋店0時販売に突撃してきましたよ。11時45分ごろに着いたら、なんか人がいっぱい並んでておめでたい風情。同じくとらに来ていた進壱さんと合流し、彼が実況更新をしている横で「サミーサミー」いいながら待ってました。

 なんだかんだで、トータル100人ぐらいはきてましたかね。通りすがりの一般人や、警察屋さんの怪訝そうな顔はお約束です。

 で、まあ昨日はやる気があるとかないとか言ってましたが、結局ちゃんと購入してみたり。マキシシングルとあわせてトータルで9000円ぐらいしましたよ。ケッ、同人だったら3、4000円ぐらいだったはずなのに。中身とかそこらへんの詳細は進壱せんせいのレポにお任せします。っつーか、これ俺のだし。

 んで、帰るのが待ちきれなくなって、事務所のPCにインストールしてプレイしていたのがついさっきまでの出来事。今更新も事務所から。アバウトな仕事場でヨカタですよ。

 で、とりあえずプロローグ部分までプレイしてみました。初見の感想は、「まあ、奈須きのこの文章だな」っていう単純なもの。久しぶりに彼の文章を読んだんで、しばらくは馴染めなかったんですが、数分ですっと入っていけました。そして同時に安心。「これなら楽しませてくれそうだ」という確信ですね。

 あとは、背景のクオリティが『月姫』のころに比べて格段にあがったという点と、エフェクトへの力の入れ方が印象に残りました。これが「商業の力だ!」といわんばかりの気合を感じられましたよ。ただ、エフェクトに関しては確かにショボイPCだと、重そうな予感。事務所のPen4 2.4G、メモリ1024MBマシンならスムーズに動きましたが、家のDuron700、メモリ1024MBじゃ泣きそうな悪寒。エロゲでCPUパワーに困る時代が来ようとはなあ。金がないので買い換えられないのが泣き所でして。つまりあれか、事務所に泊まり込んで『Fate』か!

 まあ、マジで怒られそうな試みはよしとして、家の型落ちPCでちまちまとプレイする予定です。なんかプロローグだけで2時間近くかかって、まともにやったら何時間かかるのかわかりませんが。しばらくは、『Fate』漬けの生活を送りましょう。『カドレボ』? んー、保留で。

◆どうでもいいことですが

 俺の中で「イリヤ」といったら「伊里野可奈」しか存在してないわけで、正直『Fate』のロリっ子には違和感バリバリですよ。と、いうわけであのロリっ子のことは「偽イリヤ」もしくは「別イリヤ」とか「イリヤ二号」とか呼ぶことを推奨します。しますったらします。

多田野、ゲイでないと釈明記者会見

 なんでも、「I'm not gay」とか言ったらしいですよ、奥さん。「穴に入れられてビンビンに勃起しながら、『イ、イクー!』とか叫んでた」とは、彼の出演ビデオを見た男の弁ですが。隠さなくたっていいのにねー。

 とはいえ、冗談でも「俺はゲイだ、文句あるヤツはカカッテコイ(いろんな意味で)」とは言えないわけで。ゲイの人も大変だよねーとかそういうお話。和田が多田野におびえていたっつーのは本当の話なんだろうな、きっと。
2004年1月31日(土) ○○バファローズ、近鉄命名権売却
 そんなわけで、NHKの7時のニュースで大きく取り上げられてましたな。この時間に近鉄が大きく取り上げられるのは、ものすごい久しぶりな気がします。

 まー、聞いたときは寝耳に水って感じでしたが、そう驚く事でもないわけで。くるなら身売り話だと思ってましたしねえ。最悪解体もありえることですから、そうじゃなかっただけまだマシでしょう。なんつーか、心は売っても身体は売らない、みたいな……だめぽ?

 もちろん、感情として、ウン十年続いた近鉄という名がなくなることに納得はできません。とはいえ、経営が苦しいのはどうしようもない事実なわけで、それで赤字が埋められるなら認めざるを得ないでしょう。その分施設の充実や、選手の補強、年棒の底上、広告展開など、金があればできることはいくらでもあります。

 もちろん色々問題もありまして、最高で年45億という金額、名乗りを上げてくれる企業があるのかどうか。これで誰も買い取ってくれなかったら切ない話なわけで。広告費として年間35億の効果を望めるかどうか、ファンの身としても正直微妙かなと思います。あと、5年契約っつーことは、5年ごとに名前がコロコロ変わる可能性もあるわけで、そこら辺は萎えますな。

 あとは、微妙な名前がつけられるのは勘弁願いたいなあ。「ヤフーBB」だの、「味の素」だの。「サーパス」は許せる範囲かな。「吉野家」とかなら笑う。ありえないけど。金持ってる企業はどこでしょうか。

Akiary v.0.42