啓蒙。これはいいものだ。
柔らかくてあたたかな、いい意味でゆるーい原作の雰囲気を余すところなく表現した名曲が収録。ドラマの方も脚本を原作者の海藍が担当しており、話のつくりもテンポもマンガそのままです。
キャラクターごとに曲を作ってヴォーカルに声優を当てるといったような、プロモーション的CDではなく、一線で活躍しているアーティストを迎えての一本筋の通ったコンセプトアルバムになってます。マイナー作品ゆえに、しがらみが少なく自由なつくりができたのでしょうか。
聞くたびに各楽曲はおろかドラマ内の効果音に至るまでこだわって作っているのがわかり、プロデューサーから何から、スタッフには激しくグッジョブと言いたい。
おまけについてる絵本仕立てのブックレットも、オールカラーで描き下ろされてて見ごたえ十分です。
『トリコロ』の作風を気に入った方なら、これは買わなきゃ嘘ですよ、マジで。 |